歯を支えている歯槽骨が溶けてグラグラして抜けていくのが歯周病です。
予防には歯垢（プラーク）や歯石を取り除き口の中を清潔に保つことと歯にかかる無駄な力（食いしばりや歯ぎしり、硬い食事を好む）をかけない事です。
この患者さんは食事もままならずしゃべりにくいとおっしゃっておりました。
数年クリーニングを繰り返し保存を試みていましたが、それでも顎の骨の吸収が止まることがなく、このままでは将来の治療の選択肢を奪いかねないということで患者さんと１０年、２０年先の将来像をご説明しインプラントを使用したしっかり固定され小さい入れ歯で快適に過ごして頂くことに同意致しました。
一つだけ注意点がございます。
それはしっかり噛めるようになる為、ついつい固いものを噛んで入れ歯に
ひびが入ったり、人工歯が削れてかみ合わせが悪くなることがあります。
その場合は入れ歯だけやり替える必要が出ていますので
インプラントオーバーデンチャーを検討の患者様はデメリットとして覚えておいてください。