他医院さんでの出張オペの為、診療時間は17:30からになります。
通院中の患者さんにはご迷惑おかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い致します。
下のケースは85歳の方で食事が噛みにくいという主訴で来られました。
「患者さんにとって良い歯医者は歯を抜かない歯医者だ」と考えがちですが本当でしょうか?
この患者さんはグラグラの歯で噛むと痛い、入れ歯が外れてします。とおっしゃていました。
僕からご提案した事は噛みたいのであれば、歯を抜く事ですよ。とお伝えしました。
患者さんは噛みたくて歯医者に来たのに歯を抜いたらもっと噛みにくくなると思うはずです。
それは本当でしょうか?
下の写真を見ると、上の前歯が飛び出てきて歯がグラグラしています。
このままでは適切な噛み合わせが得られません。
当医院では全体の噛み合わせを考慮し、保存不可能な歯を無理やり残す事は致しません。
大きな視点でしっかり噛める為には何が必要なのかを考え最終的な患者利益になる治療方法をご提案致します。
奥歯がなくなると、前歯が出てきていわゆる「出っ歯」の状態になります。
最終的には奥歯には必要最小限のインプラントを用いてストップを作り、
前歯には適切な上下の噛み合わせを与えれれるよう補綴治療を行います。
仮義歯の状態で患者さんからは「20歳の頃の歯並びに戻って嬉しいです」とお言葉をいただきました。
歯科治療を通して感動を与えたいと思います。